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東京メトロの車両はなぜ常に最先端の技術を駆使して開発されているのか

車両
東京メトロ初の新製車両10000系
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東京メトロの車両は常に最先端の技術を駆使して開発されていますがなぜでしょうか。

理由としては地下鉄路線は急曲線と急勾配が多く走行条件が厳しいためです。

日本初の地下鉄車両東京地下鐡道1000形

昨年の12月30日に日本に地下鉄が誕生してから95年が経ちましたが、1927年に日本初の地下鉄路線として浅草―上野間が開通した時から、地下鉄車両は最先端の技術を駆使して作られてきました。当時の東京地下鐡道は、日本初の地下鉄車両でもある1000形に日本の鉄道車両で初めてATS:自動列車停止装置を搭載し、車体は地下を走行するため火災や衝撃に強く頑丈な銅製車体にするなど安全面を重視して設計されました。

当時としては画期的なもので、技術力の高さは1941年に帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が設立されても受け継がれ、新路線が次々と開通する中で日本初の高性能電車が開発されたり、回生ブレーキ付きサイリスタチョッパ制御装置の実用化を図るなど、新技術を積極的に導入してきました。

2004年に民営化によって東京メトロになり新線建設も落ち着きますが、近年は千代田線の16000系を中心に主電動機(モーター)に永久磁石同期電動機(PMSM)が搭載されたり、急曲線での騒音低滅と快適性を両立することが出来る操舵台車や車両検修の向上を図るために車両情報監視・分析システム(TIMA)の導入が行われたりしています。

その他にも、世界で初めて鉄道用同期リラクタンスモーターシステムによる省エネ化を実現したり、車体強度の向上や車両規格の共通化を進めてコストの削減や車両検修体制の効率化を図っており、4年後の2027年には地下鉄開通から100年を迎えますが、今後も東京メトロの車両は最先端の技術を駆使してますます進化してゆくでしょう。

参考文献

車両を造るという仕事 里田啓 2014年4月15日株式会社交通新聞社発行

「私鉄通勤型電車新図鑑 シリーズ化と個性」 鉄道ファン2016年11月号株式会社交友社2016年11月1日発行

「営団地下鉄300形開発史」澤内一晃 鉄道ピクトリアル2016年12月号臨時増刊号 株式会社電気車研究会鉄道図書刊行会平成28年12月10日発行

「車両総説」岩本厚 鉄道ピクトリアル2016年12月号臨時増刊号 株式会社電気車研究会鉄道図書刊行会平成28年12月10日発行

鉄道まるわかり011通勤電車のすべて「旅と鉄道」編集部 株式会社天夢人2020年8月29日発行

「有楽町線・副都心線において故障予兆検知システムの運用を開始します」東京地下鉄株式会社2020年10月5日のニュースリリース

世界初 鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム」による省エネ化を実現  東京地下鉄株式会社・三菱電機株式会社2022年11月10日のニュースリリース

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