東武鉄道

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世界初の鉄道用同期リラクタンスモータ(SynTRACS)

東京メトロは、日本で初めて地下鉄を運営した鉄道事業者として、最新の技術を積極的に導入し鉄道業界を先導していますが、世界で初めて鉄道用同期リラクタンスモータの開発に成功しました。同期リラクタンスモータシステム(SynTRACS)は、同期リラクタンスモータ(SynRM )と駆動用インバータ(フル SiC 素子採用)で構成されており、従来車両で用いられる誘導電動機(モーター)と比較して発熱損失が少なく高効率で、電動機出力を増加して回生ブレーキ領域を拡大し、消費電力量を低減することが出来ます。永久磁石同期電動機(PMSM)と比較しても、レアアースである永久磁石が不要となり回路もシンプルなものとし、省保守化を図ることが出来るのも特徴です。
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車上データ有効活用システムRemoteの他社との共通利用を検討

IoTで輸送を支えるシステムである車上データ有効活用システムRemoteの他社との共通利用を検討するそうです。車上データ有効活用システムRemote(Remotemonitoring of train to use effectively)とは、東武鉄道と日立製作所が共同で開発したシステムで、60000系・70000系・70090系に搭載されており、乗車率、速度、架線の電圧、ノッチの値、車内の温度、機器の状態などを取得し、本社や車両基地、運行管理所などから車両のデータを常時確認することが可能で、蓄積されたデータを基に時間帯ごとの乗車率を分析しダイヤの最適化や走行パターンを分析して、省エネ運転の推進に活用することも可能です。省エネ運転による効果が数パーセント出るだけでも数千万円規模の電力に掛かるコストを削減することが可能で、車両機器の状態を常時把握・分析することで劣化を予測して、必要なタイミングでメンテナンスする状態基準保全CBM(Condtion Based Maintenance)に活用することも出来るので、車両検修の一部を遠隔でも行えるようになり安全性の向上や車両検修の効率化を図ることも可能です。
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東武アーバンパークラインの新型車両の仕様の一部が明らかに

来年度以降に、東武アーバンパークラインには新型車両が導入されますが、仕様の一部が先日明らかになりました。明らかになったのは内装の一部で、お子様連れの方が快適に利用出来るようベビーカーのすぐ横に保護者が座れる専用席を設置し、小さなお子様が抱っこなしでも景色を見やすいように、先頭車の窓を一部低くした設計になります。
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東武鉄道8000系8111編成が南栗橋車両管区七光台支所へ転属し定期営業列車でも運用を開始

東武博物館が所有している東武鉄道8000系8111編成が、南栗橋車両管区春日部支所から南栗橋車両管区七光台支所へ転属し、先週の水曜日から定期営業列車でも運用を開始しています。東武鉄道8000系8111編成は、1963年に日本車輛製造東京支店にて製造され、東上線で運用されていました。4両固定編成で製造されたため、輸送力増強のために1972年に中間車が2両増備され6両固定編成となり、1977年には冷房を搭載するための改造が行われました。
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常盤台駅構想

東武アーバンパークライン柏ー新柏間に常盤台駅を設置する構想があります。常盤台駅の建設予定地周辺は、昭和20年代後半に駅前住宅地として開発され、それ以来、地域住民は東武鉄道と柏市に陳情を続けてきました。常盤台駅の建設予定地周辺は、最寄り駅である柏駅まで徒歩で30分近く掛かりますが、常盤台駅が設置されることによって、自治体と地域住民に大きなメリットがあるほか、周辺道路の混雑緩和にも繋がるでしょう。