北斗星色に塗り替えられたDE10形1109号機

車両
14系を牽引するDE10形1109号機

東武鉄道では、芳賀地区広域行政事務組合からC11形325号機の譲受と山田コレクションのC11形123号機の復元に合わせて、2両目のディーゼル機関車であるDE10形1109号機をSL大樹の補機として運用するためにJR東日本から譲受し、2020年8月から運用されています。

DE10形1109号機は、1971年8月に日本車輛製造で製造され、国鉄一ノ関機関区(現在のJR東日本一ノ関運輸区)に配置されました。東北・北海道地方向けの車両なのでA寒地仕様で設計されていて、1984年2月に盛岡機関区(現在のJR東日本盛岡運輸区)、1987年3月に青森東運転区(現在のJR東日本盛岡車両センター青森改造基地)、2016年3月のJR東日本盛岡車両センターと転属を繰り返し、工事列車(工臨)や事業用列車の牽引で運用されていました。2019年10月に廃車となりましたが、SL大樹の補機として東武鉄道への譲渡が決まり、塗装が7年前までJR北海道の寝台特急北斗星や急行はまなすを牽引していたDD51形と同様のブルーに金帯の塗装、通称北斗星色に塗り替えられました。これは、SL大樹の客車として運用されている14系ドリームカー(オハ14-505)がかつて急行はまなすで運用されていた車両であるため、塗装を北斗星色に塗り替えたDE10形1109号機と連結して運転することにより多くの鉄道ファンに関心を持って頂くこと、また新しいファンを増やして日光・鬼怒川温泉方面の地域振興につなげることが目的で行われたもので、東武鉄道がJR北海道の快諾を得てJR東日本秋田総合車両センターにて行われた全般検査と整備の際に北斗星色に塗り替えが行われました。ボディに付いている流星マークについては、JR北海道から東武鉄道に提供された資料を基に再現されており、SL大樹の補機としてSL大樹の末尾に連結されたり、DL大樹として運用されたりもしています。

SL大樹の補機として組成されるDE10形1109号機

14系客車を牽引している所を見ると、寝台特急北斗星と急行はまなすを彷彿させますね。

関連リンク

DE10 1109が東武鉄道へ譲渡+他 – 4号車の5号車寄り (4gousya.net)

DE10 1109がDD51北斗星牽引色に – 4号車の5号車寄り (4gousya.net)

東武鉄道、7月30日にC11形325号機を真岡鐵道より譲受へ – 4号車の5号車寄り (4gousya.net)

真岡鐵道で運行していたSL(C11形325号機)を2020年7月30日に譲受します!news_20200720.pdf (tobu.co.jp) 東武鉄道株式会社2020年7月20日のニュースリリース

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