東京メトロは、2025年度までに全線全駅へホームドアの設置を完了する方針で現在、設置が着々と進んでいます。

ホームドアは、民営化前の1991年11月に南北線駒込―赤羽岩淵間が開通した際に日本の地下鉄では初めて導入され、高さがトンネルの天井まで達するスクリーン型のホームドアが設置されました。民営化後は、2004年に丸ノ内線方南町支線の全駅に設置され、2008年に副都心線が開通した際は全駅に設置されました。



ホームから線路への転落事故と列車への触車事故が相次いだため、当初の計画より設置時期が1年前倒しされることとなり、銀座線・丸ノ内線・千代田線・有楽町線は全駅への設置が完了しています。


フルハイトタイプのホームドアが多く導入されていますが、東京メトロでは全9路線中7路線で他の鉄道会社と相互直通運転を行っており、東西線には車両のドアの幅が異なる車両があるため、東西線の駅にはホームドアが設置されています。



日比谷線・東西線・半蔵門線については大半の駅に設置が完了しており、あと2年後には全駅への設置が完了し、駅のホームにおける安全性が向上するでしょう。
参考文献
車両を造るという仕事 里田啓 2014年4月15日株式会社交通新聞社発行
「東京メトロ全路線全駅のホームドア設置計画を決定しました」東京地下鉄株式会社2017年6月29日のニュースリリース
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