今も残る旧福島機関区の検修庫

建築
旧福島機関区の検修庫

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福島機関区は、東北本線と奥羽本線で運用する機関車が配置されていた車両基地で、廃止になった今も検修庫が残されています。

福島機関区は、1959年に東北本線の交流電化に伴い福島第一機関区と福島第二機関区の統合により設置され、車両はEF71形とED78形を配置し、交流電気機関車の先進庫として、全国一の技術を持っていました。現在は、福島総合運輸区に名称が変わり、ディーゼル機関車用の検修庫で、乗務員区の一部になっていますが、2010年から2017年まで山形新幹線で活躍していた400系が保管されていました。

400系

先頭車を除いて解体されましたが、JR東日本は400系を鉄道遺産として保存を決め、塗装が原色へ復元されました。鉄道博物館での保存が決まり、2017年12月1日から3日にかけて、福島総合運輸区から大宮総合車両センターへトレーラーで運び、翌年の2018年7月5日から鉄道博物館南館で一般公開されています。

福島機関区の跡地の一部は、山形新幹線開通後に更地となった後に、今では住宅が建っている所もありますが、日本の動脈を支える重要な拠点でした。

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JR東日本びゅうダイナミックレールパック

参考文献

「現場のはなし 国鉄福島機関区」二階堂博 電気鉄道№352第39巻第9号鉄道電化協会昭和52年9月1日発行

「天険 板谷越えの基地 福島機関区」永崎祐之・東健一郎 鉄道ジャーナル1973年5月号株式会社鉄道ジャーナル社1973年5月1日発行

「【JR東】 400系新幹線が陸送される」鉄道ホビダスURL(https://rail.hobidas.com/rmnews/255283/)2023年11月23日参照

「400系大宮へ到着」4号車の5号車寄り

URL(https://4gousya.net/forums/post/400系大宮へ到着)2023年11月23日参照

「鉄道博物館の新規展示車両」公益財団法人東日本鉄道文化財団鉄道博物館学芸部課長加藤亘 鉄道ファン2018年6月号 株式会社交友社平成30年6月1日発行

「新在直通の接点 福島駅のアプローチ線を辿る」杉山慧 鉄道ジャーナル2021年3月号 株式会社鉄道ジャーナル社2021年3月1日発行

※旧福島機関区の検修庫の写真は奥羽本線(山形線)普通431M車内から撮影

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