新木場に今も残る東京メトロ6000系ハイフン車
10年前まで、東京メトロ千代田線北綾瀬支線で活躍していた6000系ハイフン車が、乗務員訓練用の車両として、今も残されています。6000系ハイフン車は、地下鉄の建設が進む1960年代に、将来建設される新線に理想的な通勤電車を走らせるべく従来の電車の概念を一新した数々の新装置と、斬新なデザインを有する軽合金製電車として計画されました。当時の営団(現在の東京メトロ)は、当時としては最新の技術である電力用半導体素子、サイリスタやダイオードを制御装置に応用して、チョッパ化すること、車体をアルミ製にして、軽量化を図ることが可能になったので、既成概念にとらわれず、新しい構想の設計を行いました。