JR北海道は、輸送力の増強と新千歳空港駅の機能強化を図るために新千歳空港駅の移転と改良を行うことについて、検討を進めています。
具体的な内容としては、千歳線空港支線南千歳ー新千歳空港間の複線化と新千歳空港駅のホーム増設、新千歳空港駅から千歳線沼ノ端方面と石勝線上落合信号場方面へ抜ける新線の建設で、新千歳空港駅を現在の場所から数百メートル西側へ移転し、ホームを2面4線に増設します。

新千歳空港から千歳線沼ノ端方面と石勝線上落合信号場方面へ抜ける新線については、現在新千歳空港から釧路・函館方面へ向かう際はそれぞれ南千歳駅で乗り換える必要がありますが、この新線の開通により札幌方面から釧路・函館方面を結ぶ列車が新千歳空港を経由することが出来るようになるので南千歳駅での乗り換えが不要になります。また、札幌・釧路・函館の3方面へ乗り換えなしでアクセスすることが可能になり、利便性の向上と大幅な時間短縮が見込まれるほか、JR北海道では新千歳空港アクセスのさらなる強化を図るために、JR貨物との貨物列車のダイヤ調整や快速エアポートの7両編成化を検討しています。

2030年までの完成を目指すことが検討されていて、2030年は北海道新幹線新函館北斗ー札幌間が開通する年でもあるので、10年後には北海道の鉄道事情が大きく変わっていることが予想されます。
参考文献
「JR北海道グループ長期経営ビジョン」等について 2019年4月9日北海道旅客鉄道株式会社
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