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JR東日本の車両の機器更新は部分的な更新に

車両
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鉄道車両に搭載されている機器の技術の進展により、車体や台車に問題が無くても就役後数十年で機器の消耗が進んだり、より性能の高い代替品が出回るようになるので、車両検修の面でも搭載している機器の更新を行う必要があります。

JR東日本では、新系列車両を中心に機器更新を進めていますが、機器を一式換装する方式から一部の機器のみ換装する部分的な更新に方針が変更されています。機器更新と言っても見た目が変わる訳ではありませんが、新造から10年以上が経過した車両に対して重要な部品を交換する重要な改造作業の一つで、空調装置・照明・ブレーキやドアの開閉に必要な空気を作る電動空気圧縮機(コンプレッサー)に電気を供給する補助電源装置と制御装置の交換が主体となっており、最近では、E233系1000番代の機器更新が進められていますが、中間車の制御装置(VVVFインバータ)の一部と戸閉装置の2箇所のみが換装されています。

2021年に、JR東日本は機器更新を行った後に延命工事などを施工して、車両を同一線区で長く活用し転用改造のコストを抑制する方針を公表していますが、今後の車両の動きに注目したいです。

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