線路

東武鉄道もJR東日本のノウハウを活用して線路設備モニタリング装置を導入

東武鉄道は、持続可能な交通サービスの実現に向けて、保線作業の効率化と検査の頻度を上げて、安全性の向上を図るために、2027年度を目途に営業車両への検測機器の搭載を進めることになっていますが、JR東日本のノウハウを活用して、線路設備モニタリング装置を導入することが、先日明らかになりました。
車両

東武鉄道80000系は来年の春以降に就役

東武アーバンパークラインには、今年度以降に新型車両80000系が導入されますが、先日、来年の春以降に就役することが発表されました。80000系は、東武グループが目指す「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」の実現を念頭に、子育て世代に優しい車両をコンセプトとし、お子様連れの方が快適に利用出来るよう全車両にたのしーとを設定します。外観は、東武アーバンパークラインの車両であることが一目で分かるように、60000系と同様のフューチャーブルーとブライトグリーンのカラーリングを基調とし、先頭の形状はエッジを際立たせることで、先進性を表現するデザインとなり、車内は、リビングをテーマとして、乗車した瞬間に気持ちが安らぐような落ち着いた客室を表現することになっており、小さなお子様が抱っこなしでも景色を見やすいように、先頭車の窓は一部低くした設計になり、安心して利用出来る空間を提供するために、防犯カメラが設置されます。
運転

日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか

日本の鉄道は、時間に正確だと言われていますが、その理由について書いてみたいと思います。1872年10月14日に、日本初の鉄道が新橋ー横浜間に開通しますが、鉄道開業当時は遅延が多く乗り継ぎが出来ない利用者などから、不満の声が上がっていました。路線網の拡大につれて、会社をまたいだ連絡運輸が増加し、輸送力と安全を確保するためにも、時間の管理はますます重要になりますが、19世紀末にかけて急激に鉄道網が拡大したため、人材と教育が不足し、1900年頃の鉄道は事故が頻発し、遅延が常態化するなど、非常に混乱していたと言います。そのため、当時の日本鉄道は運転の現場で、運転技術の向上や正確な運転のマニュアルの作成を行うなど、
経営

埼玉県を経営基盤とする東武鉄道と西武鉄道

埼玉と東京を結ぶ鉄道会社を代表するのは、東武鉄道と西武鉄道の2社ですが、会社の規模は比較的近く、沿線住民を東京へ輸送することで、会社を発展させてきました。東武鉄道は、東京と繊維産業が盛んだった群馬・栃木の両毛地域を結ぶことを目的として、1897年に設立され、1899年8月27日に北千住ー久喜間が開通します。
車両

東武鉄道10080系が廃車に

東武鉄道初のVVVFインバータ制御車でもある10080系が、先月末に団体臨時列車を兼ねて東武鉄道資材管理センター北館林解体所へ回送され、廃車になりました。10080系は1988年に就役し、試行要素が強い車両で、制御装置は100系スペーシアの開発に生かされ、2007年に主電動機(モータ)と制御装置が、50000系列と同様の物に換装されています。