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地下鉄が都市高速鉄道として呼ばれる理由

経営
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地下鉄は、都市高速鉄道として呼ぶこともありますが、なぜでしょうか。

その理由は、都市圏内で旅客の大量輸送を担う都市施設の一つとして、都市における活動に重要な役割を果たす公共交通の機能を持っているからです。一般的に、高速鉄道と言ったら最高運転速度100ー300㎞/h程度のものだと思いますが、実際には、80㎞/h程度で中速クラス、35㎞/hもあれば相当速い部類に入ります。

日本初の地下鉄車両東京地下鐡道1000形

広い意味では、大都市圏内の鉄道の総称として用いられる言葉ですが、本来は、密集する路面交通を緩和するための鉄道を意味する言葉で、都市高速鉄道は、バスや路面電車などによる輸送が、大都市圏での移動需要を賄い切れずに誕生したので、例えば、日本初の地下鉄である東京地下鐡道(現在の東京メトロ銀座線)がそれに当たります。

現在では、都市圏の拡大によって、都心とベッドタウンをつなぐ鉄道という性格が強くなっています。

参考文献

「都市高速鉄道の運転システム」帝都高速度交通営団・運転課長大塚和之 鉄道ジャーナル1975年2月号(株)鉄道ジャーナル社昭和50年2月1日発行

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