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SL大樹の運転開始に合わせて車掌車のヨ8000型2両がJR西日本とJR貨物からそれぞれ東武に譲渡されていますが、東武鉄道SL復活運転プロジェクトに関連して、ヨ5000形13785号車も東武に譲渡されています。
ヨ5000型13785号車は、ヨ3500型の足回りを2段リンク式へと改造し車両番号がヨ13785となった車両で、日本ナショナルトラストが所有し大井川鐡道で保存されていました。2016年に日本ナショナルトラスト鉄道サークルから東武鉄道に寄贈され、東武鉄道が約600万円かけてジェイアール貨物・北陸ロジスティクスにて復元を行い、東武鉄道南栗橋SL検修庫にて保存されています。産業文化遺産として東武博物館が所有しており、車籍がないため営業線を走行することはありませんが、年に1度開催される東武ファンフェスタの際に牽引車(アント)に牽引されて南栗橋工場の構内を走行したり、SLの試運転が行われた際にSLに連結されて隣接している東武鉄道総合教育訓練センターの訓練線を走行したこともあります。
営業運転で使用出来そうなコンディションに復元されており、SL大樹で運用する予定があるのかは分かりませんが、現存している車掌車は少ないため大変貴重な車両です。
参考文献
「C11 207牽引の列車名称決定」鉄道ホビダスURL(https://rail.hobidas.com/news/198649/)2023年1月19日参照
「東武鉄道 現有車両プロフィール2018」粂川零一鉄道ピクトリアル2018年8月号臨時増刊号株式会社電気車研究会 鉄道図書刊行会2018年8月10日発行
日本鉄道保存協会ホームページURL(https://www.rpsj.jp)2023年1月19日参照