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東武鉄道は、持続可能な交通サービスの実現に向けて、保線作業の効率化と検査の頻度を上げて、安全性の向上を図るために、2027年度を目途に営業車両への検測機器の搭載を進めることになっていますが、JR東日本のノウハウを活用して、線路設備モニタリング装置を導入することが、先日明らかになりました。
線路設備モニタリング装置とは、営業用の車両に搭載して走行中に線路の状態を確認することが出来る装置で車両の床下に搭載されており、軌道変位を測定する軌道変位モニタリング装置と軌道部材を検査する軌道部材モニタリング装置の2つの装置から構成されています。線路設備モニタリング装置を導入することによって、高頻度に線路の状態を把握することが可能になり、タイムリーに補修作業を行うことで、効果的な保線作業と営業列車が走行した状態で保線作業の結果を評価することも可能になるので、安全性と乗り心地の向上が期待されます。
東武スカイツリーライン押上ー曳舟間を除く全ての線区で使用することになっており、搭載する車両は公表されていませんが、線路設備モニタリング装置を導入することによって、安全・安定輸送のさらなる向上を期待したいです。
参考文献
「東武鉄道や相鉄も線路設備モニタリング装置を導入へ」4号車の5号車寄りURL(https://4gousya.net/forums/post/東武鉄道や相鉄も線路設備モニタリング装置を導)2024年7月24日参照
「2024年度の鉄道事業設備投資計画 設備投資計画は総額403億円 ~「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」の実現を目指して~」東武鉄道株式会社2024年4月30日ニュースリリース
2023年度決算説明資料 2024年5月15日東武鉄道株式会社