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西武鉄道沿線の観光地と言えば川越と秩父が有名ですが、西武鉄道グループはリゾート地として軽井沢の開発も行っているため、東京と軽井沢を結ぶための路線として、秩父線を軽井沢まで延伸する構想がありました。
秩父線は１９６９年に吾野ー西武秩父が開通しますが、延伸区間は西武秩父から小鹿野町を経由して軽井沢を結ぶルートで建設する計画で、秩父線を建設するために西武鉄道の社長を務めた堤義明氏は、ヘリコプターを使ってルートを探すことまで行っていました。しかし、上州の山を越えるのが難関であったことと採算が見込めないため、建設が断念されることになってしまいました。
実現していたら、池袋ー軽井沢間を結ぶ特急列車が運転され、西武鉄道の輸送体系はちょっと違う形になっていたかもしれませんね。
参考文献
西武鉄道のひみつ PHP研究所2013年1月21日発売
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