JR北海道の減速運転措置

運転

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JR北海道では、2011年5月27日に石勝線清風山信号場の構内にある第一ニニウトンネル内で発生した石勝線列車脱線火災事故とその後も続いた車両の不具合に起因した事象の影響により、減速運転の措置が今も続いています。

これらのトラブルの原因は車両の酷使が原因であったため、最高運転速度と運転本数を見直すことにより、車両検修体制の強化を行うため運転時分は増してしまいますが、2013年11月から減速運転の措置が行われています。

そのため最高運転速度が、特急スーパーおおぞらは130Km/hから110Km/h、特急北斗・特急とかち・特急おおぞら・特急カムイ・特急すずらん・特急宗谷・快速エアポートが130Km/hから120Km/hへ見直され、キハ261系の車体傾斜制御装置の使用が停止されました。

キハ261系1000番代

近年、増備されたキハ261系1000番代には車体傾斜制御装置は搭載されておらず、JR北海道が増収を図るには、都市間輸送を強化し函館本線・石勝線・根室本線・宗谷本線の主要4線の高速化を図ることが重要なので、また、130Km/hでの運転が可能になったら、利便性の向上と地域の活性化を図るためにも、130Km/hでの運転が復活して欲しいです。

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参考文献

車掌の仕事 田中和夫(元札幌車掌区車掌長)北海道新聞社2009年10月1日発行

「安全性向上に向けた輸送サービス抑制へのご理解について(特急列車の最高速度等の見直しにともなうダイヤ修正の方針)」2013年9月4日JR北海道ニュースリリース

「北の大地の特急気動車 JR北海道をめぐる現実の一端と再生への道」鶴通孝鉄道ジャーナル2014年12月号株式会社鉄道ジャーナル社2014年12月1日発行

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