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現在、2031年の北海道新幹線新函館北斗ー札幌間の延伸に向けて、工事が進められていますが、旭川まで延伸する構想があります。
国鉄時代の1973年に策定された基本計画では、始点は青森県青森市で、終点は北海道旭川市となっており、2016年3月26日に新青森―新函館北斗間が先に開通しています。旭川まで延伸した場合、北海道は豪雪地帯で在来線に運休や遅延が発生してしまうことがありますが、新幹線の線路は、在来線より雪に強い構造になっているので、安定輸送を確保出来るメリットがあるほか、東京や仙台との所要時間が大幅に短縮されたり、観光需要が高まることも期待されます。最高運転速度360㎞/hで運転出来る線形で、函館本線に沿って、高速性を発揮出来るよう直線的に建設し、在来線との乗り換え利便性を考慮した中間駅を設置するそうです。
札幌ー旭川間の延伸時期は未定で、旭川への延伸についてJR北海道から発表は出ていませんが、北海道新幹線の延伸に向けた工事のため、札幌駅は一昨年の秋に1番線を廃止し、11番線の使用を開始しています。北海道新幹線のホームは2線になるため、旭川まで延伸する際にホームが不足するのではないかと問題点が出ているので、札幌駅の北海道新幹線のホームは増設する形に計画が変更されるかもしれませんが、今後の動向に注目したいです。