JR東日本

運転

日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか

日本の鉄道は、時間に正確だと言われていますが、その理由について書いてみたいと思います。1872年10月14日に、日本初の鉄道が新橋ー横浜間に開通しますが、鉄道開業当時は遅延が多く乗り継ぎが出来ない利用者などから、不満の声が上がっていました。路線網の拡大につれて、会社をまたいだ連絡運輸が増加し、輸送力と安全を確保するためにも、時間の管理はますます重要になりますが、19世紀末にかけて急激に鉄道網が拡大したため、人材と教育が不足し、1900年頃の鉄道は事故が頻発し、遅延が常態化するなど、非常に混乱していたと言います。そのため、当時の日本鉄道は運転の現場で、運転技術の向上や正確な運転のマニュアルの作成を行うなど、
経営

JR東日本とJR北海道の経営統合

函館線大沼駅構内貨物列車脱線事故が発生してから、今年で10年が経ちましたが、JR北海道の経営の立て直しを図るために、JR東日本とJR北海道の経営統合が、政府で検討されています。旧国鉄は、戦後の高度経済成長期における輸送需要に対応出来なかったため、幹線の複線化と電化、新線の建設、新製車両の導入、特急列車の増発、リゾート列車の運転など増収に向けた施策を行ったものの、国鉄の赤字は雪だるま式に膨らみ社会問題となり、1982年度に1日あたりの赤字額が57億円に膨らみ、破産状況を迎えてしまいました。経営状況を改善するために国鉄当局は業務の見直しを計画しましたが、これに反対した労働組合は何度もストライキを決行したため鉄道離れに拍車が掛かり、貨物輸送が大幅に減少し荷物輸送と郵便輸送が廃止となり、利用者が少ない地方交通線の廃止が行われました。
運転

鉄道乗務員はなぜ白い手袋を着用するのか?

鉄道乗務員は白い手袋を着用していますがそれはなぜでしょうか?理由としては、主幹制御器(マスコンハンドル)や車掌スイッチの操作など、車両の色々な部分に触れるので衛生上の理由と車両点検で、車両の床下の機器を安全な形で触れるためです。その他にも、...
建築

JR東日本新庄運転区の検修庫

JR東日本新庄運転区の検修庫は、1903年に奥羽本線の開通と同時に、当時の日本鉄道が新庄駅機関庫として建設した建物です。建物の主要部であるバットレスはオランダ積みの赤レンガで壁面が構成され、建物前後の延長部分は木製で、小屋組は製材と鉄製部材を組み合わせたトラスです。
電力

設置が進むインテグレート架線

JR東日本では、電力関係の設備の簡素・統合化を進めるために近年、首都圏の線区にインテグレート架線の設置を進めています。