東京メトロ

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リニューアルされた05系アルミリサイクルカー

東京メトロでは、サービスの向上や機能維持を目的として、近年、05系にリニューアルでもあるB修工事の施工を進めていますが、今年の2月から9月にかけて東西線のアルミリサイクルカーにも施工され、9月30日から運用を開始しています。
車両

普及が期待される同期リラクタンスモータ(SynTRACS)

東京メトロは、脱炭素社会の実現や気候変動の緩和に向けて、長期環境目標の「メトロCO₂ゼロチャレンジ2050」を設定し、2050年度までに、東京メトログループのCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指すことになっています。ほとんどの線区で、環境配慮型の車両が運用されていますが、エネルギー効率が、より優れた車両を開発することが課題でした。車両の駆動装置における省エネの主軸は、主電動機(モータ)なのですが、省エネという観点では、限界に近いほど開発し尽くされてきた経緯があり、鉄道車両のさらなる省エネルギー化を進めるために、東京メトロと三菱電機が共同で、同期リラクタンスモータシステム(SynTRACS)を開発しました。
車両

世界初の鉄道用同期リラクタンスモータ(SynTRACS)

東京メトロは、日本で初めて地下鉄を運営した鉄道事業者として、最新の技術を積極的に導入し鉄道業界を先導していますが、世界で初めて鉄道用同期リラクタンスモータの開発に成功しました。同期リラクタンスモータシステム(SynTRACS)は、同期リラクタンスモータ(SynRM )と駆動用インバータ(フル SiC 素子採用)で構成されており、従来車両で用いられる誘導電動機(モーター)と比較して発熱損失が少なく高効率で、電動機出力を増加して回生ブレーキ領域を拡大し、消費電力量を低減することが出来ます。永久磁石同期電動機(PMSM)と比較しても、レアアースである永久磁石が不要となり回路もシンプルなものとし、省保守化を図ることが出来るのも特徴です。