JR北海道が1日の平均乗車人員が3人以下の無人駅42駅の廃止を検討しています。
このうち、函館本線中ノ沢駅・石勝線滝ノ上駅・石北本線愛山駅・宗谷本線初野駅は来春のダイヤ改正での廃止が検討されていますが、函館本線9駅、室蘭本線3駅、富良野線1駅、根室本線5駅、釧網本線3駅、石北本線2駅、宗谷本線15駅が時期は発表されていないものの廃止の対象となっており、JR北海道では、JR北海道問題が表面化して以降、平均乗車人員の少ない駅の廃止を進めており、2016年以降49駅が廃止になっています。


気動車の燃料費の高騰などにより、以前にも増して経営状況が厳しくなっており、これには冬季に豪雪に見舞われるJR北海道管内では、駅の維持に多額の除雪費用と人件費が必要という事情も関係していて、2021年3月13日行われたダイヤ改正で廃止になった釧網本線南斜里駅の場合、維持管理費用は年間およそ200万円掛かっており、2011年度の平均乗車人員は2人だったので、旅客1人に対して年間100万円のコストが掛かっていました。

このうち、車掌車を改造しただるま駅である函館本線中ノ沢駅・釧網本線美留和駅、秘境駅で有名な函館本線仁山駅・釧網本線茅沼駅・宗谷本線糠南駅・雄信内駅・抜海駅、駅の中に宿がある函館本線比羅夫駅も含まれていますが、日本一の秘境駅として有名な室蘭本線小幌駅の場合、観光資源として秘境駅を活用するために自治体が維持管理を行う形で存続しているので、北海道はだるま駅と秘境駅が多いことで有名なので、これらの駅も小幌駅と同様に観光資源として活用するために、自治体が維持管理を行う形で存続するかもしれません。
今年の3月には、留萌本線石狩沼田ー留萌間が廃止になりましたが、赤字線区と平均乗車人員の少ない駅の廃止が進む中、千歳線上野幌―北広島間には新駅を設置されることなっており、2031年には北海道新幹線新函館北斗ー札幌間が延伸しますが、JR北海道問題が早期に解決することを願いたいです。
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